「サブプライムローン問題」について
リーマンブラザーズ証券を破たんさせ、全世界を金融恐慌に陥れた主な原因の一つとして挙げられるのがサブプライムローン問題です。サブプライムローンとはもともとは信用力が低い人向けの住宅ローンのことをいいます。そして、サブプライムローン問題とは、サブプライムローンの焦げ付き問題のことをいいます。では、なぜ、単なる住宅ローンの焦げ付きが金融危機にまで発展したのでしょうか。本記事ではその理由について説明したいと思います。
前述の通り、サブプライムローンとは経済的信用力の低い人向けに組まれていたので、返済金利がとても高いローンでした。したがって、確実に返済がなされるかどうかは疑わしい商品でした。そこで、ローン会社は返済不能のリスクを軽減するために、このサブプライムローン債権を証券会社に売却しました。そして、証券会社はこのローンを証券化して金融商品として販売しました。サブプライムローン自体の金利は高かったため、世界中の金融機関が魅力ある商品としてこれを購入しました。しかし、ローンの焦げ付きが起こったために証券の価値が棄損し、多くの金融機関が多額の損失を計上した結果、金融危機にまで発展しました。